CA ARCserve® Backup Agent for Virtual Machines r16 Update リリース ノート
1.0 はじめに
2.0 必須タスク
3.0 インストールの手順
4.0 既知の問題
5.0 CA ARCserve Backup r16 Client Agent for Windows で解決された問題
6.0 CA への連絡先
1.0 はじめに
CA ARCserve Backup Agent for Virtual Machines r16 Update
リリース ノート
をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このリリース ノートファイルには、2012 年 1
月の更新に関する重要な情報が含まれます。
この更新で、以下が可能になります。
- ESX Server システムが vCenter Server
システムに登録されている場合、vCenter Server
の認証情報を使用して、vCenter Server
を介して仮想マシンを特定の ESX Server
システムに復旧します。
注: この新機能は、ターゲット ESXi Server
システムが vCenter Server 5.0
によって管理されている場合に VM
の復旧ジョブが失敗するのを防ぎます。
詳細については、「Agent for Virtual Machines
ユーザ
ガイド」の「トラブルシューティング」を参照してください。
- さまざまな VMDK ソース データを ESX Server
システムのさまざまなデータ
ストアに回復します。 このタスクは、[VM
の復旧]画面を使用して実行します。
- ソース仮想マシン分散スイッチ
ネットワーク(vDS)を、デスティネーション
vCenter Server システムの vDS
ネットワークに回復します。 vDS
スイッチ、および ESX Server
システムに属する各ポート
グループを参照できるようになっています。
注: vDS
ネットワークが設定されていない、または利用可能でない場合、ソース
vDS
ネットワークは通常の仮想ネットワークに回復されます。
- すべての非 vDS
ネットワーク回復について、非 vDS
ネットワークは非 vDS
ネットワークとして回復されます。
2.0 必須タスク
この更新をインストールする前に、必要なすべてのサーバに以下のアプリケーションがインストールされていることを確認してください。
- CA ARCserve Backup r16 SP 1
- CA ARCserve Backup Agent for Virtual Machines r16 SP 1
- この更新で CA ARCserve D2D
セッションをバックアップしてリストアするには、お使いの
CA ARCserve D2D 実装を CA ARCserve D2D r16 Update 3
にアップグレードしてください。
3.0 インストールの手順
この更新のインストール方法:
- CA テクニカル サポートの Web サイトから
RO40595 をダウンロードします。
- 更新をインストールします。
4.0 既知の問題
以下のリストでは、CA ARCserve Backup Agent for
Virtual Machines Update
に存在する既知の問題について説明します。
- エージェントは、VM Storage Profile
という名前の VMware vCenter 5.0
機能の回復をサポートしません。
- CA ARCserve Backup Agent for Virtual Machines r16 Update
より古いエージェントは、vCenter Server
を使用した仮想マシンの復旧をサポートしません。ただし、以前のリリースのエージェントは、ESX
Server を使用した仮想マシンの復旧をサポートします。
- VM
の復旧ジョブが失敗し、[存在する場合、VMware
VM
を上書きする]オプションが指定されている場合、ジョブが失敗した後に実稼働サーバ上の仮想マシンにアクセスできなくなります。
これは、エージェントが VM
の復旧中に元の仮想マシンを削除しようとするために発生し、実稼働サーバ上の仮想マシンをアクセス不可にします。
この問題を解決するには、[存在する場合、VMware
VM
を上書きする]オプションのチェックマークを外してから、VM
の復旧ジョブを再サブミットします。
- エージェントは、特殊文字の *
(アスタリスク)および @
(アットマーク)が名前に含まれているデータ
ストアへの仮想マシンの復旧をサポートしません。
- 特定の ESX Server
システムに仮想マシンを復旧する場合、ソース仮想マシンにインストールされている
VMware
のバージョンが、デスティネーションの ESX
Server システム上で実行されている ESX Server
のバージョンでサポートされている必要があります。
例: ESX Server バージョン 4.1 を実行する ESX
Server システムを使用して、VMware バージョン
7.0
を実行する仮想マシンをバックアップします。
ESX Server 3.5 を実行する ESX Server システムに
VM の復旧ジョブをサブミットします。
この例では、ESX Server バージョン 3.5 が VMware
バージョン 7.0
をサポートしないために復旧処理が失敗します。
- ベストプラクティスとして、VCB
を使用して初期バックアップが実行された場合は、VMDK
ファイルを複数のデータ
ストアに回復しようとすることは避けてください。
VCB バックアップは VMDK
ファイルを小さなチャンク
ファイルに分割します。 VMDK チャンク
ファイルを複数のデータ
ストアに回復すると、VM
の復旧処理によって仮想マシンが破損する可能性があります。
- VDDK
バックアップの場合、エージェントは、非
vDS
ネットワーク上に存在するソース仮想マシンを、ESX
Server および vCenter Server システムに非 vDS
ネットワークとしてリストアします。その際、vDS
スイッチ オプションが[VM
の復旧]画面で指定されているかどうかは考慮されません。
- [VM の復旧]ダイアログ ボックスの vDS
スイッチ オプションは、VCB
を使用してバックアップされたデータの回復をサポートしません。
vCenter Server を使用して回復する VCB
バックアップの場合、エージェントは、vDS
ネットワークで設定されたソース仮想マシンを常に非
vDS
ネットワークとしてリストアします。その際、vDS
スイッチ オプションが[VM
の復旧]画面で指定されているかどうかは考慮されません。
- VCB を使用してバックアップした ESX Server 3.5
を仮想マシンで実行している場合、エージェントは、VMware
Converter を使用した、vCenter
経由の仮想マシンの復旧はサポートしていません。
これを解決するには、ESX Server
を経由して仮想マシンを復旧するか、VMware
Converter の代わりに VDDK を使用して、vCenter
Server を経由して復旧します。
注: この制限は、ESX Server 4.0 および 4.1
を実行している仮想マシンには該当しません。
VMware Converter
がインストールされているかどうかとは無関係に、エージェントでは、VDDK
を使用した ESX Server 4.0 および 4.1
の復旧が容易になります。
- ESX Server システムを経由して、VMware Converter
Standalone 5.0
を使用して仮想マシンを復旧しようとすると、復旧処理が失敗し、アクティビティ
ログに以下のエラー
メッセージが返される場合があります。
E8522 <Backup Server Name> <Date/Time> <Job ID> エージェントからのデータ受信に失敗しました。
これを解決するには、スタンドアロン
コンバータをアンインストールし、VDDK
を使用して仮想マシンを復旧します。
- 転送モードとしてホット追加を使用した復旧処理が失敗し、アクティビティ
ログに以下のようなメッセージが返される場合があります。
AE0069 <Backup Server Name> 12/01/06 21:56:12 106 19 ファイル/ディレクトリ <VM Name>.vmdk のリストアに失敗しました。
これを解決するには、転送モードをホット追加モードから
NBD モードに変更します。 NBD
転送モードに変更するには、以下のレジストリ
キーを変更します。
- キー
HKLM¥Software¥ComputerAssociates¥CA ARCserve Backup¥ClientAgent¥Parameters
- 値の名前
VDDKTransportMode
- データ型
REG_DWORD
- データ
0 - VDDK が最適な転送モードを決定します。
1 - NBD 転送モードのみを使用します。
2 - SAN/HOTADD などの拡張モードのみを使用します。
NBD 転送モードを使用する場合は、1
を指定します。
- VM
の復旧処理が失敗しても、失敗の理由が示されない場合があります。
この問題の解決方法については、「CA ARCserve
Backup Agent for Virtual Machines ユーザ
ガイド」の「VM
の復旧が不明なエラーで失敗する」のトピックを参照してください。
5.0 CA ARCserve Backup r16 Client Agent for Windows で解決された問題
この更新では、CA ARCserve Backup の CA ARCserve D2D
との統合に関連する重要な問題が修正されています。
CA ARCserve Backup r16 SP1 を使用して CA ARCserve D2D
r16 (Update
3)セッションをバックアップすると、以下の現象が発生します。
6.0 CA への連絡先
テクニカル
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サポートの Web サイト(http://www.ca.com/jp/support/)をご覧ください。
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